reckless

サードワールドを訪れて1ヶ月が経過した。

詰まる所フィリピンの語学学校の寮で生活をしている。ここに来るまで、一番の危惧であったご飯は意外と不味くない。韓国資本の学校だから毎日の食は韓国風味に作られている。時には韓国人に次いで多い日本人学生にも気を遣って、辛い料理とそうでない料理を選択できる日もある。非常にありがたい。

授業に関しても、一対一で様々な先生と触れ合える環境にあり、思っていたよりも快適さを感じている。

語気を強めて訴えたいことはシャワーの水圧が非常に強く、下っ腹に水を当ててそのバウンドした跳ね返りの水で陰部を洗うことを強いられているくらいか。スタッフのサポートの質や立地、その他の細かい不満に関してもリーズナブルな授業料を考えれば溜飲は下がる。

肝心の英語に関しては、スピーキングにやっと変化の兆しが見えてきたといったところで、もう少しで何か掴めそうな気がする。他の面はそこまで変わってないように思う。ただ1年前に受けたTOEICのスコアは740くらいだったと思うが、先日受けたシミュレーションテストでは840を記録した。公式でもないし別に大した数字でもないことは分かってるんだけど、こうやって成果が可視化されると少しは来た甲斐あったかなと思う。

ルームメイトの韓国人と非常に仲がいい。彼は27歳で僕の3つ上だが、徴兵や様々な困難があり大学を卒業できてないらしい。また、夢はシンガポールでホテルマンをすることだそうだ。愉快だ。彼のおかげでこんな辺鄙で何か死ぬほど大事な理由がないと一生来ないような山中の一画で最後の学生身分を謳歌を出来ている。

12月初旬に帰国を予定しているが、1ヶ月の延長も考えている。自分でも思いの外、この語学留学に何かを託しているのかもしれない。

しかしながら、ちゃんとした日本料理が今は本当に恋しい。最近、1日1店、都内の美味しいレストランをネットで調べ、メモ帳に記すというルーチンワークが出来上がった。帰国したら真っ当に働いて食べたいものを食べたい。